診断

歯根破折の診断

歯根破折の確定診断は「歯根のヒビ(歯折線)を確認すること」です。

歯根破折の診断は難しいとされています。完全に歯根が分断されていれば、レントゲン、CTあるいは視診で容易に確認できます。しかし、ヒビ、あるいはクラックと言われる段階の早期発見は難しいとされています。

垂直性歯根破折の特徴的所見は、

とされています。しかし、歯根中央部や、根尖部に限局した破折では、歯周ポケットは形成されません。

  • 歯根側方の透過像
  • 限局性の歯周ポケット
  • 歯頚部寄りの瘻孔の存在
  • 破折線の発見は実体顕微鏡にて確認できる場合があります。また、どうしても確認できない場合は、診断的外科を行います。